Word Bank
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Word Bankを利用して、用語集やリンク集などを作る流れは次のようになります。このページでの説明は用語集を作るときの例ですが、リンク集のときも同じ流れなので分かると思います。
完成した後に用語やリンク先の追加を行なう場合は、次のようになります。(新規作成の場合の後半と同じです)
初めてWord Bankを使う場合は、オプション設定を確認します。確認するには、次のようにしてください。
【操作】Word Bankのオプション設定を確認、変更するときはメインメニューから → を選びます。上部にあるページ切り替えタブでページを切り替えることにより、各設定が確認、設定できます。
この段階で設定が必要なのはテキストエディタの設定です。Windowsに付属しているメモ帳を使う場合は設定を変える必要はありませんが、使い慣れたエディタがあれば変更してください。ただし、テキストエディタはテーブルファイルの編集時に使うだけで、テンプレートからそのまま使う場合は必要ありません。エディタの設定を変える場合、「エディタ」タブをクリックして設定してください。
次に、変換セットの設定を行ないます。変換セットとは、変換に使うファイル名(項目データファイル名、変換テーブルファイル名、変換対象のHTMLのあるフォルダ)を指定するものです。(この段階では分からなくてもいいのでこのまま進んでください。)
【操作】変換セットの設定ダイアログが表示されます。
→ でここで設定するのはテーブルファイルとHTMLファイルの基準フォルダ(変換対象のHTMLがあるフォルダ)の設定です。テーブルファイルはデータをどのようにHTMLファイルの中に組み込むかを指定したファイルで、Word Bankにははじめから用語集のためのテンプレートとリンク集のためのテンプレートがそれぞれ1つずつ付属されています。ここでは用語集を作るので、用語集のためのテンプレートを選びます。
【操作】用語集.ctbを選択し、開きます。テンプレートはそのまま使わないでコピーして使うので、次に新しく作るテーブルファイルの名前を入力すれば、そのファイルにテンプレートの内容がコピーされます。templateディレクトリとは別の場所に保存したほうが後になってファイルが増えて混乱することが無いのでいいと思います。
と表示されている右のほうにある ボタンを押すと、ファイル選択のダイアログが表示されます。この中からテーブルファイルは後で編集することもできますが、これについては高度な設定のほうで触れます。次に、用語集を作るHTMLフォルダの指定を行ないます。
【操作】
と表示されている右のほうにある、 ボタンを押します。用語集を出力するHTMLファイルがあるフォルダを選択して「OK」ボタンを押してください。これで設定は終わりですが、ついでにこの設定をファイルに保存します。
【操作】設定ダイアログの「OK」ボタンを押すと、「セットファイルを今すぐ上書きしますか?」という確認が表示されるので、「はい」を選んでください。
今回はまだセットファイルを一度も保存していないので、上書きではなくて
になります。ここからはWordBankのメイン画面から操作を行ないます。項目データは、1つの単語を1つのレコードという呼び方で呼びます。レコードは通常レコードとファイルレコードがあり、まずは通常レコードを作製します。ここでは通常レコードひとつが用語集のひとつの単語に相当します。
【操作】メイン画面で、用語集に含めたい用語のよみ、用語、解説などを入力します。
入力するには、入力したいセルの部分をマウスでクリックし(この状態を『選択』と呼びます)、さらにもう一度クリックします。(この状態を『編集状態』と呼びます。ここでの2回のクリックはダブルクリックではないので、ちょっと間隔を空けてクリックします。)また、文章が長くなってセル内で編集しにくいときは、下にある編集ボックスを使ってください。
レコードの数が増えて、セルがいっぱいになってしまった場合には、次のようにします。
【操作】最後のレコードを選択した状態で、マウスを右クリックし、 → を選ぶと空きレコードがひとつ追加されます。
追加する数が少ない場合はこれを繰り返してもいいですが、追加するレコードがたくさんある場合は、次のようにしてください。
【操作】メインメニューから
→ でダイアログを表示し、レコード数を入力して「OK」を押します。この方法は、レコードを削除する場合にも使えます。削除といっても「表のレコード数変更」によるレコード数の変更時は一時的に見えなくなるだけなので、Word Bankを終了したり他のファイルを読み出さない限り消えません。本当に削除する場合は、次のようにして削除します。
【操作】メインメニューから
→ でダイアログを表示し、レコードの位置を確認してから「OK」を押します。用語を一通り入力したら、次はファイルレコードを追加します。(用語を3つくらい入れた状態で先に進んで様子を見てみるのもいいと思います。)ファイルレコードはHTMLファイルを指定するためのものです。
【操作】最初のレコードを選択し、右クリックメニューから
→ でダイアログを表示し、ファイルを選んで を押します。続いて「閉じる」ボタンを押します。これでファイルレコードが挿入されました。今回は1つのファイルに書き出すだけなのでファイルレコードはこれ以上さわる必要はありません。これで項目データの作成は終わったので、データファイルに書き込みます。
対象HTMLファイルへのWordBankタグの挿入を行ないます。HTMLファイル自体がまだない場合は、HTMLファイルを作成してください。HTMLファイルの作成はWord Bankではできません。HTMLエディタなどを使用してください。ここからは、元になるHTMLファイルの用語集以外の部分が(暫定的にでもいいので)完成しているものとして進みます。
【操作】メインウィンドウに表示されている項目データから、ファイルレコードを選択し、さらに右クリックして、 を選んでください。
この操作でクリップボードにWordBankタグ(用語集の始まりと終わりを示す目印)がコピーされます。これをHTMLファイルの用語集を入れたい部分に貼り付けます。
パートIDを使って一つのページに複数パートを作る場合(高度な設定のところで説明)は、パートごとに同じ操作を繰り返してください。
【操作】HTMLエディタで変換対象のファイルの用語集を置きたい部分にクリップボードの内容を貼り付け、保存します。
これでHTMLファイルに対しての作業は終わりです。
これが最後のステップです。このステップの操作はたった一つだけです。
【操作】メインメニューの
→ を選びます。(または、メニューの下にある ボタンを押してください。こちらのほうが簡単です。)これまでのステップの操作にミスが無ければ、変換が行なわれます。変換後にHTMLファイルを見てみると用語集が追加されていることが確認できます。
変換後にレコードの追加をする場合は、項目データの作成ステップの操作と、変換の実行ステップの操作を行なってください。これ以外の部分の操作は必要ありません。つまり、HTMLファイルを自分で開くことなく用語集の更新ができます。