概要
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簡単な使い方の例
実際に使ってみるのが手っ取り早いと思うので、ここでは簡単な使い方を解説します。ここで説明する場所には、実際にサンプルファイルがおいてあるので、ダウンロードすることも可能です。NumLoadの一番下の部分(プレビュー部)に移動するファイル名が表示されるので、慣れないうちは設定中にファイル名を確かめてください。
サンプルファイルとしては、具体的には、
http://tmz.skr.jp/data/test1.html
http://tmz.skr.jp/data/test2.html
http://tmz.skr.jp/data/test3.html
↓
http://tmz.skr.jp/data/test10.html
というファイルがあります。(注:これらのファイルは、そのうち消すかもしれません。)
実際には、最初に起動した場合は、下記のものが全て設定された状態になっていますが、使い方を理解するために読み飛ばさないでください。
- NumLoad(NumLoad.exe)を起動します。
- タブがFromになっているのを確認します。タブとは、上のほうにある、FromとToを切り替える部分です。(初期状態ではFromになっています。)
- 基本ディレクトリを指定します。"http://"で始まるディレクトリ名(落としたいファイル名で、一番最後の"/"があるところまでを入力します。今回の例では、" http://tmz.skr.jp/data/ "と入力します。
- ファイル名の欄にファイル名を入力します。このとき、*で入力した部分が桁数可変の数字(1,10,100,1000, ...)になります。ファイルの例のところでは、例1がこれに当たります。このような場合、"*.html"と入力してください。今回ダウンロードするのは、この形なので、"test*.html"と入力します。?は、桁数が一定の数字(00001,00010,00100,01000, ...)に対して使います。例では、例2がこれに当たります。?の数だけ桁数が確保されるので、"9902????.txt"とします。例3のような時も、?を使います。この時は、"data?-?.txt"とします。
- 移動する数値の範囲を入力します。例1の場合、始点に1、終点に500を入力します。同様に、例2の場合は、始点が1、終点が123です。例3では、始点が11、終点が29になります。今回ダウンロードするのは1.htmlから10.htmlなので、始点が1、終点を10にします。
- 各フォルダの最大ファイル数は、無制限にしておきます。この場合、階層の深さは0に固定され、変更できません。NumCopyとの互換性のためにこの設定はありますが、Fromの方では無制限以外に設定することはほとんどないと思います。
- 次に、タブをToに切り替えます。
- フォルダを指定しますが、右端の「…」というボタンを押せばフォルダの参照ができるので楽に設定できます。この欄が空白になっている場合、NumLoad.exeと同じフォルダに作成します。「新規」ボタンをクリックすると、現在選択されているフォルダの下に新しいフォルダを作ることができます。(ただし、1階層ずつしか作ることができません)
- 特にフォルダ分配を行う必要がなければ、各フォルダの最大ファイル数はこちらも無制限にしておきます。
- ここで、常時接続されていないパソコンでダイアルアップを行う必要がある場合はインターネットに接続しておいてください。NumLoadは接続の機能は持っていないので、注意してください。
- 最後に、ダウンロード開始ボタンをクリックします。
- すると、ダウンロードのダイアログが表示され、順にダウンロードが行われます。
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ファイル名に"*","?","\"が含まれる場合の注意
CGIなどの場合でURLの一部に"*"や"?"を含む場合もあるので、"\"に続く"*"や"?"は、数字に変換しないようになっています。また、"\"が元のファイル名にある場合も考えて"\\"とすれば"\"という文字に変換されるようになっています。これらの文字を含むときは、プレビューのところで期待通りのファイル名が表示されるか確認してください。まとめると、次のようになります。要するに、これらの文字が出てきたらその前に"\"をつけるということになります。
元のファイル名の文字 | NumLoadのファイル名の項目への入力文字 |
* | \* |
? | \? |
\ | \\ |
なお、これらの3つの文字は全てWindowsではファイル名の文字として使えないので、オプション設定でファイル名の連動をオフにして、Toのファイル名にはこれらの文字を含まないようなものを指定してください。
実際の例としては、このようになります。
元のファイル名 | Fromのファイル名の入力 | Toのファイル名の入力(\*,\?,\\は使用不可) |
bbs.cgi?num=1 | bbs.cgi\?num=* | bbs_*.cgi |
download.cgi?no=0001 | download.cgi\?no=???? | ????.gif |
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設定ファイルの入出力
NumLoadでの全ての設定はNumLoad終了時に自動的にレジストリに書き込み、再起動時に自動的にレジストリから読み込みますが、複数の設定を別々に保持したい時のために外部ファイルに設定を保存できるようになっています。操作方法はいたって簡単です。
ファイルに設定を保存する時
- メインメニューから「ファイル」→「現在の設定を保存」を選びます。
- ダイアログボックスが表示されるので、出力先のファイル名を指定して「保存」を押してください。
ファイルから設定を読み込む時
- メインメニューから「ファイル」→「開く」を選びます。
- ダイアログボックスが表示されるので、読み込み元のファイル名を指定して「開く」を押してください。
読み込み時は、メインウィンドウに対するドラッグアンドドロップでも開けます。
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ちょっとしたテクニックその1(サイト管理者向け)
設定ファイルはテキストファイルなので、テキストエディタなどで簡単に編集できます。設定ファイルの読み込み時は見つかった行だけに対して設定を変更するので、例えば自分のページの連番ファイルを簡単にダウンロードできるようにサイトの管理者が設定ファイルをサイト内に置く場合は、Frで始まる行以外を消しておけば、各ユーザーのオプション設定をそのままにできるので便利です。設定ファイルのフォーマットはリファレンスを参照してください。
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ちょっとしたテクニックその2
このソフトは、2つ以上起動して並列にダウンロードを行うことも可能です。CPUやネットワークの状況によって変わりますが、数個程度までは多ければ多いほど全体のダウンロードの速度を上げることができます。ダウンロードしたいファイルがあまりにも多くあり、しかも一つ一つのファイルが小さい場合は試してみてください。(ファイルサイズが大きい時はほとんど速度は変わりません。)この場合、それぞれの数値部分以外は全て同じにして、数値部分のみを重ならないように指定します。
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