概要
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属性もとどーりの流れ
属性のバックアップから復元までの全体の流れは次のようになります。
赤い文字の部分が「属性もとどーり」で行う部分です。通常のバックアップ、復元の部分はバックアップソフトなどを使ってください。
- バックアップ時
- ファイルリスト作成
- ファイルとファイルリストのバックアップ
- 復元時
- ファイルとファイルリストの復元
- ファイルリストにより属性を復元
- 不要ならファイルリストを削除
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属性バックアップ編
前もって属性をバックアップしておかないと、当然ファイルの属性を復元することはできません。たとえばCD-Rにバックアップを取る場合、その前にファイル属性をリストにします。
- 属性もとどーりを起動
属性もとどーりを起動します。属性もとどーりの実行ファイルはAtbRest.exeです。こんなアイコンなので、すぐに分かると思いますが..
- ファイルリスト作成(属性バックアップ)
メニューから、「ファイル」→「ファイルリスト作成」を選びます。フォルダ参照のダイアログが表示されるので、ファイルリストに入れる対象フォルダを選びます。(ここで選んだフォルダ以下にある全てのファイルをリストにします)
ファイル保存ダイアログが表示されるので、ファイル名を指定してください。ここで指定したファイルがファイルリストになります。通常はリスト形式を「相対リスト」にしてください。また、このときできるだけ最初に表示されるフォルダから移動しないでください。この場所から移動した場合は相対的な位置がずれてしまうので、ファイル属性復元時にオプション設定が必要になります。
あとは、しばらく待てばファイルリストが作成されて出力されます。ファイル数が多い場合はかなり時間がかかりますが、途中でキャンセルしたりできないのでそのまま待ってください。
- バックアップツールでバックアップ
バックアップツールやCD-Rのライティングソフトで普通にバックアップをします。このとき、上で作成したファイルリストも一緒にバックアップを行ってください。
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属性復元編(簡単復元)
ファイルリストさえ作っておけば、必要なときにそのときの属性に復元できます。ここでは最も簡単な方法を説明します。
- バックアップツールで復元
バックアップツールの利用やCD-Rからのコピーでバックアップしておいたファイルを復元します。ファイルリストが相対リストであれば、復元する場所はバックアップ前と違っていても問題ありません。ファイルリストが絶対リストの場合は、バックアップ前と同じドライブの同じ場所に復元してください。
- 属性もとどーりで属性復元(その1)
属性もとどーりを起動し、「ファイル」→「ファイルリストを開いて属性復元...」を選び、ダイアログでファイルリストを選びます。しばらく待てば属性がバックアップ前の状態に復元されます。このときもリスト作成時と同様、途中で止めることはできないので終わるまで待ってください。
- 属性もとどーりで属性復元(その2)
属性もとどーりは、ドラッグ&ドロップにも対応しているので、ファイルをドラッグ&ドロップするだけでも同様に復元できます。
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属性復元編(詳細復元)
通常は上の簡単復元でいいのですが、相対リストの初期位置をずらしてしまった場合、絶対リスト利用時でファイルを復元した場所が違う場合、特定の属性のみ属性復元したい場合などは次の方法で復元します。バックアップファイルの復元は同じなので省略します。
- 属性もとどーりで属性復元
属性もとどーりを起動し、「ファイル」→「ファイルリストをパラメータを指定して開く...」を選びます。ファイル名を設定し(右にあるボタンで参照できます)、その他必要な設定を変更して「属性復元」ボタンを押します。(詳しくはリファレンスを参照してください。)
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属性復元編(コマンドライン復元)
復元時はコマンドラインからの操作もできます。上の詳細復元と同じレベルでオプションの設定ができます。
- 属性もとどーりで属性復元
コマンドプロンプトまたはDOSプロンプトから属性もとどーりを起動します。例えば次のようにして属性を復元できます。
AtbRest.exe "ListFile.csv" /m:R /f:1 "/b:C:\Program Files\Base"
これは、ListFile.csvというファイルリストを元に1列目を相対ファイル名として処理し、相対リストの基準フォルダをC:\Program Files\Baseにする場合の例です。各オプションについてはリファレンスを参照してください。
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