ショートカットFree
version 1.2.1
−オンラインヘルプ−
概要編
(項目解説編は別のページです)
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ショートカットFreeとは?
ショートカットを作成するツールです。Windowsの通常の操作でショートカットを作成すると、フォルダへのショートカットやその時点でオンラインになっていないネットワークドライブなどへのショートカットの作成は面倒(場合によっては不可能)です。ショートカットFreeを使えばそういう場合でもショートカットが簡単に作成できます。また、存在しないファイルへのショートカットも作成できます。
ショートカットだけでなく、特殊なフォルダへのリンクを作成する機能もついています。
なお、ソフト名称の後半部分(Free)は、Windows標準のシェル操作よりも「自由(Free)」にショートカットが作成できることを示していて、フリーソフトであることとは特に関係ありません。シェアウェアバージョンがあるわけではないので誤解しないでください。
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このヘルプについて
ショートカットFreeは、特に機能が多いと言うわけではなく、また操作体系も簡単なので、Windowsソフトの操作に慣れていればヘルプを見なくてもほぼ一通りの機能は使うことができると思います。ヘルプを読むのが面倒な方は読まなくてもいいですが、必要になれば確認してください。
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アンインストールの方法
ショートカットFreeは、レジストリを使用しません。ショートカットFreeを削除したい場合は、SCutFree.exeがあるフォルダを中に入っているファイルごと削除してください。
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簡単な使い方
操作は簡単なので分かると思いますが、一通りの操作を説明します。
普通のショートカットを作成する場合
- ショートカットFree(SCutFree.exe)を起動します。
- 上のほうにあるタブ切り替えが「参照先」になっていることを確認します。(起動直後は「参照先」になっています)
- 右のほうにある、フォルダ参照かファイル参照のボタンを押します。フォルダへのショートカットを作るときはフォルダ参照、ファイルへのショートカットを作るときはファイル参照です。
- 上のほうにあるタブ切り替えを「作成先」に切り替えます。(他のページは使いません。)
- 起動直後はショートカットをデスクトップ上に作る設定になっています。他の場所に作りたいときは、上にあるボタンに目的のものがあればそれを押してください。それ以外のところに作るときは、「フォルダ参照」か「ファイル参照」を使って指定します。(普通はフォルダ参照のほうが楽ですが、ショートカットの名前を変更したり、新しいフォルダを作りたいときはファイル参照を使います。)
- ショートカットの名前を変える場合は、ショートカットの名前のところを直接書き換えます。または、「ファイル参照」を使うこともできます。
- 最後に、一番下にあるショートカット作成ボタンを押します。作成に失敗する場合は、作成場所のフォルダが存在し、ファイルを書き込める状態にあるか確認してください。
リストファイルを使って参照先を指定する場合
ほとんど普通のショートカットのときと同じですが、最初に「参照先インポート」タブに切り替えてファイルを読み込みます。
- ショートカットFreeを起動し、「参照先インポート」タブに切り替えます。
- 「リストファイルを開く」ボタンで特殊なショートカットのリストファイルを開きます。
- リストから作成したいものを選びます。
- タブを「参照先」に戻し、変更したいところがあれば変更します。
- タブを「作成先」に切り替えて変更したいところを変更します。
- ショートカット作成ボタンを押してショートカットを作成します。
特殊なフォルダへのリンクを作成する場合
特殊フォルダへのリンクは、厳密にはショートカットではないので、「参照先」タブは使いません。
- ショートカットFreeを起動し、「特殊フォルダ」タブに切り替えます。
- 「特殊なフォルダへのリンクを作る」をチェックします。
- 一覧から作成したいものを選びます。
- タブを「作成先」に切り替えて変更したいところを変更します。
- ショートカット作成ボタンを押してショートカット(リンク)を作成します。
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ドラッグアンドドロップ
エクスプローラやデスクトップなどからショートカットFreeにファイルのアイコンをドラッグアンドドロップすることができます。このとき、「参照先インポート」タブになっていればリストファイルとして開き、それ以外のタブになっていれば参照先ファイル(または参照先フォルダ)として開きます。
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お勧めショートカット
その1:システムフォルダへのショートカット
システムフォルダへのショートカットを「送る」メニューに入れておくと、各種DLLなどをシステムフォルダに移動するのが楽になります。なお、システムフォルダはリストファイルのサンプルデータ(sample.txt)から作ると簡単です。
その2:コントロールパネルへのリンク
特殊なフォルダへのリンクになりますが、コントロールパネルへのリンクをスタートメニューに入れておくと、スタートメニューからすばやくコントロールパネルにアクセスできます。
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リストファイルの詳細
リストファイルを使えば、例えばWindowsのTips集ページの管理者がショートカットFree用のリストを作り、それを見に来た人がダウンロードして、簡単にショートカットを作成することを可能にします。将来どうなるかはわかりませんが、今のところはおまけ機能ということにしておきます。
使う側は簡単な使い方の項を参考にファイルを開いて選ぶだけなので、ここでは作る側に必要なファイル仕様を書いておきます。
ショートカットFree用リストファイルRevision1 ファイル仕様
- ファイルはテキスト(ASCII)ファイルです。
- 1行目はヘッダ行です。このリビジョンでは"R1"に固定です。これ以外のものを入れると開けません。
- 2行目以降は1行が一つのショートカットになります。
- 1行の中のデータは、タブ文字で区切ります。区切られた初めから順に、
表示(選択)用の文字列、ショートカットの名前、参照先ファイル、オプション(引数)
となります。区切られた領域数が足らない場合は足らない分は何も設定されなかったものとし、領域数が多すぎる場合は、多すぎる部分を無視します。なお、ショートカットの名前はファイル名の一部になるので、「 \ / : , ; * ? " < > | 」の各文字(全て半角のみ)を使用しないでください。
- タブ文字で区切られた各領域の中で最後についている半角スペースは全て無視されます。最初についているスペースや、他の文字より内側にある半角スペースは無視されません。
- ファイルの終わりは、最後のショートカットの行で終わっても次の行の初めで終わっても同じ物として開きます。
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現時点で分かっている不具合
- ネットワークコンピュータの参照ができない
フォルダ参照ダイアログで、ネットワークコンピュータのコンピュータ名(\\Computerの形)を選択してもフォルダの場所のほうに反映されません。手動で入力してください。コンピュータ名より下(\\Computer\SharedFolderの形)指定時は問題なく動作します。ただし、該当マシンがオフラインの時はショートカットの作成に時間がかかることがあります。さらに、オンラインの状態で作成したリンクと完全互換ではないものが作成されます。
- ショートカットアイコンの指定ができない
アイコンの変更はできません。アイコンの変更は資料を漁ってみたのですが、実行形式ファイル内のアイコン数を調べる方法がわからなかったので保留しています。Win32APIまたはVCL経由でもらってくる方法がわかる方は、教えてください。m(_ _)mダイアログまで表示してくれる関数でもあれば楽なんですが。
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今後のバージョンアップ予定
今のところ特にありません。要望があればメールをください。
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対応OS
Windows XP/2000/Me (たぶんNT4.0/98/95でも可)
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開発環境
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